Molding

成形

成形ってどんな仕事？

プラスチックで物を作るには色々な成形方法があります。

YTSでは射出成形という方法でプラスチック部品を製造しています。
射出成形機に金型をセットし、溶かした材料を金型内に注射器の様に流し込み、固まったところで取り出します。
材料を溶かす温度や金型の温度・金型に流し込む速さや圧力・固める時間など、材料や形状に合わせて細かく設定・調整をし製品を作り出します。
取り出した製品を検品し、最後に収縮が治まった所で寸法検査を行い次工程へお渡しします。

成形でどんなものが作れるの？

射出成形には複雑な形状の物を大量生産出来るといった特徴があります。

世の中のプラスチック製品の多くが射出成形で作られており、
スマートフォンのカバー・電気製品の筐体・プラモデル・風呂の椅子・トイレの便座といった小・中型の製品から、自動車のバンパーや内装パネル・物流用パレットといった大型なものまであります。

また、当社のダイアフラムはテフロンシートを高温で熱し、空気を吹き込んで形成する方法で成形します。

成形の魅力は？

成形品は材料の温度や速度、圧力など少しの変化で製品の見た目や強度が変わってしまうこともあります。常に監視をしながら必要に応じて調整を行いますが、なかなか安定しない製品においていつでも安定して良品を生産出来るようになった夜のお酒は格別です。

街で買い物する時に、どんな材料か・どこから注入しているか・きれいに処理されているとプラスチック製品を見る目が変わるのも面白いです。また、最近では環境に配慮したエコなプラスチックの開発も盛んに行われていて、人間にとって欠かせない地球環境と欠かせなくなってしまったプラスチックにどう向き合っていくかも重要な要素となっています。